消費者金融を利用したら警備員に慣れない?

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あと2年で会社を定年退職した後、警備員会社に再就職しようと思っています。しかし以前に何かで、消費者金融を利用したことのある人は警備員になれないって聞いたことがあった気がして、それが引っ掛かっています。

私は以前、給料日前に厳しくて何度か消費者金融を利用していたんですよ。もちろんキチンと返済していましたし、とっくに完済はしていますが、利用履歴があったら警備員にはなれないんでしょうか。

消費者金融の利用履歴があっても警備員にはなれます

今は定年してからも働く人が増えているし、実際働かないとやっていけない場合が多いんですよね。僕も見習いたいと思います。そこで質問の消費者金融の利用履歴についてですが、警備員になるには全く問題はありません。そもそも警備会社への就職にも、警備員検定の受験資格にも、そのような条件はありません。

しかし、警備業法において、成年被後見人、被保佐人、破産者などの責任無能力者は警備員になれないと定められています。この破産者ということが、その消費者金融利用者というイメージにつながったのではないでしょうか。しかし破産というのは、債務者が経済的に破綻して、弁済が出来なくなった場合に裁判所に申し立てをして行われるものであり、いわゆる自己破産者のことなんです。

つまり、過去に消費者金融を利用して返済が出来ず、自己破産をした人だと、法律によって警備会社には就職は出来ないってことですね。ちなみに過去5年間、法律上の不正行為や不法行為、暴力行為などがあった場合にも警備業法によって警備員にはなれません。普通に消費者金融を利用した履歴があるだけなら、なんの問題もありませんよ。安心して再就職への道を進んでください。

消費者金融に借金があると警備員になれないって噂はホント?

サラ金から借入していると、つけない職業がある。そんな噂きいたことありませんか?不景気だと言われ続けてから長い昨今、事情があり金融機関から借入をしている人も増えている傾向にあります。私が耳にしたのはサラ金に借金があると警備員になれない、というものです。そんなことがありえるの?と思ったので調べてみました。

警備員と一口に言っても、工事現場の警備員もビルの警備員、現金輸送車の警備員だっています。金銭や重要物を扱う警備員だと、この噂、信憑性があるような気がしてきます。警備員は民間企業の従業員、実は特別な権限などはありません。しかし警備員というのはどんなところの警備であれ、警備業法という法律で決められている職業なのです。

聞きなれない警備業法という法律ですが、どんな法律なのかと簡単に説明すると、警備員になる人の制限、警備員の種類などを決めた法律です。そして噂のもとになっているとおもわれるのがこの「警備員の制限」です。何を制限するのかというと、なれる人を制限しているのです。この中に「成年被後見人もしくは被保佐人または破産者で復権を得ない者」という項目が。破産=借金有りですし、破産までする借金というとなんとなくサラ金にも借金がというイメージがありますよね。この破産者という部分がこの噂のもとになっているのではないかという気がします。

この中の破産者で復権を得ない者となっていますが、復権とはなんでしょう?復権とは「破産者ではなくなった状態」のことです。一番多い例でいいますと、自己破産後、免責許可決定がでて確定するというものです。こうなると法律的には破産者ではなくなるのです。ということは、破産手続き中の人、免責決定しない人は破産者なので警備員にはなれないということになります。これは常勤であれアルバイトであれ警備員という職業に従事する人は必ずこの法律に従わなくてはいけません。実際に警備員になるには、身分証明書の提出を要求され、破産、成年後見人の有無などを見られるようです。これは警備員だけではなくて、破産状態の人ではつけない他の職業にも共通するようです。

サラ金に借金があるというのは警備員以外でも好ましいとは思われないでしょうが、通常の面接などではわかりませんし、公的書類に記載されることはないので大丈夫なのではないでしょうか。

結果を申し上げますと、法律上ではサラ金に借金があっても警備員になれないということはありません!ただし金融機関や病院などの信頼性を重んじる職場の場合は、別途聞き取りや信頼調査をすることもあるようです。
世の中には色んな噂がありますが、嘘にしても本当にしても、理由なくでてくるものではないので、早とちりせず実際のところを知るのが重要ですね。

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